KITAKAMI NEWS

【市民ライター投稿記事】北上を明るく楽しく面白く 「キタカミエンターテイメント道場」

2023年11月17日

市民ライター 千葉 宏治

 

 

こんにちは!民俗村のヤギたちに頭突きをされた市民ライターの千葉です。
今回は私が現在取り組んでいる活動「キタカミエンターテイメント道場」を紹介したいと思います。

 

 

 


目次


 

 

 

 

 

1.キタカミエンターテイメント道場とは

 

 

 

キタカミエンターテイメント道場とは、北上市を明るく楽しく面白いまちにするために、様々なパフォーマンスやイベント、ボランティアなどの活動をするコミュニティです。

 

 

 

 

 

2.キタカミエンターテイメント道場を作ったきっかけ

 

 

キタカミエンターテイメント道場をつくったきっかけは、毎年矢巾町で行われている「ちゃぶ台返し世界大会」というイベントに出場したことです。

 

 

自分の言いたいことを叫びながらちゃぶ台をひっくり返して、台の上の魚のおもちゃが飛んだ距離を競うイベントで、参加者の中にはコスプレをする人や、パフォーマンスをする人もおり、自分もいつか出てみたいと思っていました。

 

 

私は芸人のサンシャイン池崎さんのコスプレをして出場。なんと初出場ながら審査員特別賞を取ってしまいました。

 

 

 

▲サンシャイン池崎さんのコスプレで初出場し、特別賞を受賞!

 

 

 

その後2度出場し、次第に顔馴染みの方や声をかけてくれる方も増え、こんな面白いイベントが北上にもあればいいのになと思うようになりました。

 

 

 

 

 

3.北上で面白いことをやりたい!   想いを形にするための行動

 

 

北上で面白いことをやりたいと思っていた私は今から3年前に Facebook で「キタカ民道場」という、北上で何かアクションしてみたい人が参加するイベントの告知を見つけ参加しました。

 

 

そこでそれぞれのプロジェクトを考えるワークショップをやり、自分の目標を作りました。はじめは自分だけのプロジェクトとして考えていたのですが、自分の想いを北上のまちづくりに活かせば面白いことができるんじゃないかと考え、キタカミエンターテイメント道場を作ることにしました。

 

 

 

▲ワークショップでつくったキタカミエンターテイメント道場のプロジェクト

 

 

そこで知り合った方がシェアキッチンをオープンすることを知り、そこで何か面白いイベントがやれたらと思った私は開店準備をお手伝いすることにしました。

 

 

 

 

▲シェアキッチン NECONOTE の開店準備 内装の準備などを手伝いました

 

▲シェアキッチン NECONOTE オープンイベント

 

 

準備を手伝っていたある日、さくらホールの「にぎわいフェス」というイベントを紹介され、さっそく参加・出演することにしました。

 

 

にぎわいフェスはさくらホールのフリースペースを活用して行われた市民参加型のイベントです。当日は各種出し物・ライブが行われたほか、キッチンカーも集まり楽しいイベントになりました。

 

 

出演当時はコロナ禍ということもあり、みんなを元気付けようと考え、手製のアマビエの衣装に身を包んだアマノビエゾウによるウクレレ漫談という演目で出場しました。

 

 

 

 

ところが私が芸を始めた途端に大勢のお客さんがサーっと引いていき、最後に残ったのは私の友人ただ一人でした(笑)この経験から

 

 

北上にはエンタメを楽しむ土壌が必要だ

 

 

と感じ、より一層やる気が出たのでした。

 

 

 

 

 

4.できてきた人との繋がり

 

 

私の目標を達成するためには他の人との交流も必要だと感じた私は、私の他にも北上で何か面白いことをしている人がいないか探すことにしました。

 

 

そんな中、北上にすこっぷ三味線の世界チャンピオンがいるということを知り、自分も芸の一つとしてすこっぷ三味線をやっていればいずれこの世界チャンピオンの人に出会うこともあるだろうと思い、見様見真似ですこっぷ三味線を始めました。そしてそれはすぐに実現し、世界チャンピオンひょっとこ太郎さんの仲間にしてもらえました。

 

 

▲見様見真似ではじめたすこっぷ三味線 ステージ発表の様子は過去記事(内部リンク)をご覧ください

 

 

▲気づけばひょっとこ太郎さんたちの仲間になっていました

 

 

その後もシェアキッチン NECONOTE の繋がりでたくさんの方との交流が生まれ、今日まで様々なイベントに出演させていただいています。

 

 

下の写真は、2021年に市内で開催された「ワラタネフェス」に出演した時のものです。このイベントは、市内にある不登校やひきこもり、様々な生きづらさを抱えている人たちが安心して過ごせる場所「ワラタネスクエア」で開催されたもので、私の他にもたくさんの演者さんがステージ発表をしました。(くわしくはこちらの過去記事(内部リンク)をご覧ください。)

 

 

すこっぷ三味線のほか、コント「こんな寿司屋は嫌だ」も披露しました。

 

 

 

 

また、最近では今年9月に市内で開催された東北青年フォーラムinきたかみ(外部リンク)でもステージ発表しました。多くのお客さんの前でいつもの「ネコ仮面」姿で登場。会場の反応は・・・ご想像におまかせします。

 

 

 

 

 

 

 

5.個性の強い仲間たち

 

 

一人で始めたキタカミエンターテイメント道場でしたが仲間も増え、現在は私を含め 3 人で活動しております。

 

 

eda

 

私の高校時代からの友人。
特技はウクレレで、即興でオリジナルの歌を作ることができます。

 

下の写真は、edaがシェアキッチンNEKONOTEのイベント「ノラマルシェ」で即興の歌を披露したときのものです。ノラマルシェは不定期に開催されるマルシェイベントで地元の野菜やスイーツ、各種フード類が店先に並びます。この日はマルシェを楽しむ多くのお客さんを盛り上げました。

 

 

 

 

 

▲高校時代はパフォーマンス大会に一緒に出場して優勝

 

 

宇宙猫☆モネコ

 

 

今年入った新メンバーでキタカミエンターテイメント道場の活動に興味があり参加。きたかみ E&Be エフエムのパーソナリティも務めています。

 

 

また、モネコさんは北上みちのく民俗村で「南部裂き織」(着古した着物や布を使う織物)を知ってもらう活動もしています。

 

 

▲すこっぷ三味をはじめたモネコさん

 

▲南部裂き織をするモネコさん

 

 

ジャッキー•チバ(市民ライター千葉宏治)

 

キタカミエンターテイメント道場代表。特技はすこっぷ三味線。北上市の市民ライターと地域の高齢者のお手伝いをする、ご近所おたすけサポーターとして活動中。現在、すこっぷ三味線と津軽三味線の二刀流を目指し特訓中

 

 

 

 

目標はひとりひとりの個性を活かしたエンターテイメント溢れる北上をつくること

 

 

エンターテイメントというと何かのイベントやアーティストや芸能人など特別な人たちが行うパフォーマンスやショーのような物を想像しがちですが、自分たちの暮らしの中に存在する面白い人や物、出来事などをもっと表舞台に引っ張り出して、それらを北上の財産にしていくことが私の目標です。

 

 

まずは土壌作りが大切で自分たちでユニークなパフォーマンス活動をし、それを見て「私も何かしてみたい」「実はこういうことができる」という人たちを増やしていきたいと考えています。

 

 

まだ自分たちのパフォーマンス活動がメインですが、今後は市民参加型のイベント開催に向けて取り組んでいきたいと思います。

 

 

北上に暮らす人たちが明るく楽しい生活ができるようこれからも面白いことを考えて活動していきたいです。