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【市民ライター投稿記事】みんなが楽しく暮らせるまちに〜ワラタネフェス〜

2022年1月14日

市民ライター 千葉 宏治

令和3年10月24日、スパットビル3階のフロアで初の開催となるワラタネフェスが行われました。

 

主催したのは不登校やひきこもり、様々な生きづらさを抱えている人たちが安心して過ごせる場所「ワラタネスクエア」で居場所支援員をしている「笑いのたねプロジェクト」の後藤誠子さん。

 

後藤さんは活動の中で、

「人には誰でもできることとできないことがあり、たまたまみんなができることをできないというだけで自分を責めてしまう人がいるが、そんな人でも他の人にはできない特技をたくさん持っている」ことに気づき、今回のイベントを思いついたそうです。

 

今回はワラタネスクエアをよく訪れる、音楽やお笑い好きのメンバーが出演しました。

 

トップバッターはおたんびーさんのオカリナと、小原和弘さんのアコーディオンのセッション。童謡や懐かしの名曲、おたんびーさんのソロでジブリ映画の曲が披露されました。

 

▲おたんぴーさんと小原和弘さん
▲おたんぴーさんと小原和弘さん

 

 

続いて、自分の気持ちや思いついたことを歌にしてYouTubeにアップしているなかのひろとさんが、ご自身の曲をギターの弾き語りで披露。会場に明るく楽しい歌声が響きます。

 

▲なかのひろとさん
▲なかのひろとさん

 

 

そして私は、ジャッキー・チバという芸名で自作のコント「こんな寿司屋のバイトは嫌だ」を披露。緊張しましたが最後までやりきりました。

 

 

▲私(ジャッキー・チバ)です
▲私(ジャッキー・チバ)です

 

 

続いて出演した神じゃエールさんはゆかいなトークで会場を明るく盛り上げ、様々な曲の弾き語りを披露しました。

 

 

▲神じゃエールさん
▲神じゃエールさん

 

 

茨城で活躍しているゲストのシンガーソングライターの風見穏香さんは自身の生きづらさから生まれた様々な気持ちを歌った「人でいたい」を熱唱。たくさんのお客さんが涙を流し、聴き入りました。

 

 

▲風見穏香さん
▲風見穏香さん

 

 

その後に行われた後藤さんと風見さんのトークでは、引きこもりの方が抱えている家族に対する気持ち、そして、ワラタネフェスのひと月前に亡くなってしまった「はるちゃん」という多才な仲間について語られました。

 

 

▲はるちゃんが描いたイラスト
▲はるちゃんが描いたイラスト

 

 

このワラタネフェスを通じ感じたことは、実は知らなかっただけで、身近に生きづらさを抱えている人たちがたくさんいるということ、そしてそうした人たちが自分を表現する、この世の中を楽しくする力を持っているということです。

 

私自身、新しい仲間ができました。いっしょに北上を楽しくする活動を行なっていきたいです。

 

後日、ワラタネスクエアにお邪魔するとワラタネフェスの反響もあってか、たくさんの方がいらっしゃいました。

 

本を読む人、おしゃべりをする人、静かに話を聞く人、ゲームをする人、いろいろな人がワラタネスクエアには集まります。将来ワラタネスクエアのような場所を作りたいと話していた高校生の方もいました。

 

私もたまにみんなの前でパフォーマンスをしています。
気軽に立ち寄れる場所ですので一度訪れてみてはいかがでしょうか?

 

 

▲ワラタネスクエアでパフォーマンスをするedaさん
▲ワラタネスクエアでパフォーマンスをするedaさん

 

 

 

▲「これからはまちづくりにも力を入れていきたい」と話す笑いのたねプロジェクト代表の後藤誠子さん
▲「これからはまちづくりにも力を入れていきたい」と話す笑いのたねプロジェクト代表の後藤誠子さん