KITAKAMI NEWS

夏油エリアをこよなく愛するキャンプ王

2019年9月27日

広報きたかみ

(広報きたかみ令和元年9月27日号転載)

 

夏油エリアをこよなく愛するキャンプ王

日角 孝治さん

 

岩崎新田でキャンプグランドベアーベルを経営する日角さん(49歳)は、テレビ東京制作のテレビ番組「TVチャンピオン極(きわみ)」でテントを張る技術・センス、キャンプで作る料理などが評価され、初代キャンプ王に輝きました。

「出演オファーをもらえただけでもうれしかったのに、優勝できたのは本当にうれしかった!」と満面の笑顔で語る日角さんがアウトドアを始めたのは小学生のとき。

叔父さんとキャンプをしたり、「トム・ソーヤーの冒険」のトム・ソーヤーに憧れて、一人で木の上にツリーハウスを作ったりなど、幼いころからアウトドアに親しんできました。

 

高校卒業後、リフォーム会社の営業を経て23歳で独立しリフォーム業を営んできました。

その後、40歳で奥さんの実家がある北上市に家族で移住。

夢だったキャンプ場を作るため、温泉がある、滝がある、ホタルがいたらもっと良い!などの条件を設けて土地を探していたところ、全てそろった現在の土地に出合います。

一面の雑木林だった土地を少しずつ切り開き、晴れて2011年にオープンしたベアーベルには、今や北海道から関西までのキャンプ愛好者らが1年中集まってきます。

 

「アウトドア・キャンプは人の輪が広がる。人が集まり、触れ合える場所になれば」と話す日角さんの今の夢は、自身がキャンプ場に求めるものが全て詰まった夏油高原の魅力を広めること。

江戸時代に温泉番付で東の大関(当時の最高位)として名をはせていた夏油温泉と、夏油高原を再び有名にしたいと言います。

さらに、今後10年をかけて敷地内にペンションやアトリエを作り、陶芸・織物などのさまざまな活動ができる場所を作る計画も。

「やりたいことが多すぎて、体が3つくらいほしいなぁ」と語る日角さんの瞳はキラキラと輝いていました。