KITAKAMI NEWS

日本一の笑声(えごえ)で対応する電話オペレーター

2021年12月24日

広報きたかみ

(広報きたかみ令和3年12月24日号転載)

 

日本一の笑声(えごえ)で対応する電話オペレーター

川村 若葉さん

 

電話応対の業界には「笑声」という理想的な声があります。

文字通り〝笑顔を想像させる声″のこと。

損保ジャパン北上保険金サービスセンター副所長の川村若葉さん(上野町)は、11月2日に開催された第60回電話応対コンクール全国大会(日本電信電話ユーザ協会主催)で最高賞の総務大臣賞に輝きました。

同賞の受賞は県代表として初。

「お客さまからお祝いの手紙もいただき、講師には遅くまで練習に付き合っていただいた。感謝しかない」と充実した表情で話します。

 

 

川村さんは平成20年に同社に入社。

22年から電話応対部署に所属し、同コンクールには25年から継続的に出場しています。

しかし昨年1月に乳がんと診断され、およそ1年間休職。

病を克服し復職した後は寝る間を惜しんで専門講師と特訓するなど、努力が実を結びました。

 

同協会が昭和37年から開催している電話応対コンクールは、運送業界や金融業界など幅広い職種が参加。

今年の設定は「ハウスクリーニング会社の営業担当としての顧客応対」で、全国から7949人が参加し、都道府県を勝ち抜いた57人が代表として全国大会に出場。

3分間の実演で応対力を競いました。

 

全国大会出場は4年振りとなった川村さん。

前回はくじ引きで出番が1番目になるなど「くじ運がないと協会では語り草」と自嘲しながら振り返ります。

今回も3番目の実演となりましたが、端的な回答と、電話相手の感情を読み取ることに気を付け普段通り応対することができました。

 

 

川村さんは自身が出場しない全国大会にも訪れるほどの〝コンクールオタク″。

今後は「後輩の入賞が叶うよう支援したい」と、後進の育成と自己研鑽の継続を目標にします。