KITAKAMI NEWS
【市民ライター投稿記事】“冬のにぎわいフェア「さくらホールでお正月!」”レポ
市民ライターの佐々木紅音です。
今回は、さくらホールの元旦イベントにおじゃましてきました!
一年の初めを迎えた日、皆さんはどのように過ごしましたか?
大晦日から雪が降り続いて、とっても寒かったですね。この日も、日中マイナス3度と、かなり冷え込みました。
初売りや初詣、初日の出を見に出かけて一年の幸せを願ったり、お家でゆったり寝正月されていた方も多かったかもしれません。
さくらホールでは、“冬のにぎわいフェア「さくらホールでお正月!」”が行われました。そんな楽しいイベントに突撃取材させていただきました!
さくらホールは、市民のための文化交流センターとして平成15年に開館しました。
設置目的は、市民の創造的な文化活動を通じた交流を図るとともに、芸術文化の鑑賞の機会を提供し、心豊かな地域社会の発展に寄与するためです。
昭和39年5月、岩手県内に先駆けて開館した「北上市民会館」は、市民の芸術文化活動の拠点施設として約39年間、利用されてきました。
しかし、老朽化及び北上市の区画整理事業に該当することにより平成15年に閉館。
新たな芸術文化活動の拠点として「北上市文化交流センターさくらホール」が建設されました。
それから、はや19年。
今では、たくさんの人たちが利用する北上市のシンボルのような施設だと思います。
実際に、小学生の頃からダンスの練習で毎週のように通いましたし、高校生の時は受験勉強、成人式など、多くの思い出があります。
今回のイベントは、「元旦って意外と暇かも?」という声があり、”子どもたちが楽しめる場を提供したい” という意図で、さくらパークプロジェクト実行委員会の主催で、さくらホールが場所を提供し行われました。
一階では、さくらホール神社と正月縁日コーナーが設けられていました。
せっかくなので、さくらホール神社でお参りしました。
縁日コーナーでは、テレビゲームやなつかしい野球盤。
子ども連れのご家族がたくさんいて、楽しそうな雰囲気!男の子がこま回しをしていたので、お手本にやってもらいました。とっても上手!手作りの羽子板もあって、温かみのあるお正月気分を味わえる場所でした。
二階、中ホールホワイエではお正月コンサートと新春書初め体験会が行われていました。
お正月コンサートは、正午から午後2時までで、7組が参加。
ヴァイオリンとギターのデュオ、サキソフォンのアンサンブル、ベリーダンス、二胡の演奏。オカリナとエアロフォンの演奏。そして、ソロボーカルの歌、三線、エイサー、アコースティックギターによる演奏と、とっても充実した時間でした。
子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、席が埋まるほどの方々が観ていました。
普段ではなかなか聴けないような楽器が多く、貴重な時間にもなりました。
また、出演者のほとんどの方々が練習のためにさくらホールを利用しているそうです。
練習の成果を披露する、それが楽しみになる。そして次の練習をするためにもっとさくらホールを利用する、という良い循環が作られているんだなーと実感しました。
出演者の方にちょっとだけインタビューさせていただきました!
沖縄料理 美童(みやらび)を営む石垣憲司さん、
ベリーダンスグループshukr (シュクル)さん、
きらぼし工房 二胡教室さんのお三方です。
※以下石垣さん、シュクルさん、きらぼしさんと省略させていただきます。
Q今回コンサートに参加したきっかけは?
石垣さん : さくらホール窓口でのお誘いと、
将来北上でフェスをやりたいのでその周知活動として。
シュクルさん : 活動拠点にしていたので、その時に声をかけてもらいました。
Qさくらホールは北上市にとって、どんな施設だと思いますか?
石垣さん : 地域密着型の施設だと思います。
シュクルさん : こんなのをやってますよ!っていう発信ができる施設。訪れると、新しい発見があります。私たちのようなアマチュアも、日々の練習を発表できる機会があって、それも良いところ。
きらぼしさん : さくらホールはとにかく開放的です。誰でも入れますし、フリースペースが多くて快適。練習室もたくさんあって、利便性が良いですね。
Q今後の活動予定と、さくらホールに期待することはありますか?
石垣さん : ライブ企画とか、ホールを貸切してイベントとかしたいです!
今回のような小さいイベントの周知がもっと出来たら、もっと盛り上がると思うので、そこを期待したいです。集客も!
きらぼしさん : 私たちも楽しんで演奏して、お客さんも楽しませる演奏会がしたいです。小さいイベント企画を開催する施設は、県内多くないので、嬉しいです。
お三方ありがとうございました!
私もお正月気分を味わいたくなったので、新春書初め大会に参加しました。
書道協会の皆さんのご協力で、誰でもすぐに体験することができるようになっていました。
今年の干支の”寅”や、”謹賀新年”、”はる”など、それぞれに思う存分書初めを楽しんでいる様子でした。
私は”初春”を書きました!久しぶりだったので、緊張しました、、!
書道協会の方は、「こういう企画に呼んでくださると外出する機会になって、そして人とお話しすることができる、とっても良い機会です」とおっしゃっていました。
ご高齢の方が増えていく中で、地域のつながりを感じられる場所にもなっているなーと思いました。自然に、人と交流できる環境がもっと増えると良いですね。
おわりに。
皆さんの言葉を聞いて、さくらホールはやっぱり良いところがいっぱいだと実感しました。
施設自体が整備されており、綺麗で開放的なところ。
様々な教室や、勉強会、講演などが、年間を通して開かれているところ。
コンサートやライブ、伝統芸能、芸術など、幅広く楽しむことができるところ。
そして、誰でも利用できるところ。
今後も、季節に合わせて地域を盛り上げる企画が開催されることを期待します。
皆さん、さくらホールにお出かけしてみませんか?何か素敵な発見があるかも!
<今回の取材先>
北上市文化交流センター さくらホール