KITAKAMI NEWS

【市民ライター投稿記事】北上農業体験レポ~2日目~株式会社西部開発農産

2021年10月22日

市民ライター 森屋房枝

北上市市民ライターの森屋房枝です。農業体験2日目は西部開発農産さんへお邪魔しました。
1日目の株式会社クレアクロップスさんの体験記もご覧ください)

 

 

それでは早速、農業体験2日目スタート!

 

西部開発農産さんの会社説明をしていただいてから、施設や農場などを見学し、ベビーリーフの収穫体験をしました。

 

ICTを利用した、スマート農業を取り入れていて、農場全体の地図が携帯からいつでもどこからでも見れるようになっていました。

 

どこの畑にいつ種をまいたかや、今何を育てているか、その畑で去年は何を育てていたかなど、すごい情報量が見てすぐに分かります。

 

さらに、自分が今どこにいるのかもマップのように一目で分かり、とてもハイテクでびっくりしました。

 

 

 

スマート農機等の一部をご紹介!

 

 

水やりができるドローン

 

田植えをしてくれる機械

 

専用のプランターに適量の土と種をまいた状態にしてくれる機械

 

お米の選別中。この機械は小麦も選別できます

 

機械がたくさんあって、作業ごとに別れています

 

ほとんどの作業が機械で行われていました

 

採れたお米をトラクターでここに入れると選別の機械に入ります

 

こんなにたくさんの機械を使って作業できるので力仕事がすごく減ったそうです。

西部開発農産さんでは、このように効率化を図って、岩手の、日本の食料自給率を上げることに力を入れています。

 

 

 

 

牛舎にも連れて行ってもらいました!

 

牛舎

 

 

とっても可愛い牛さんです。
この子たちの命をいただいているんだなぁ・・・。

 

 

 

 

お昼休憩は、直営店の「せいぶ農産発 焼肉DINING まるぎゅう」でランチ!

 

 

きたかみ牛が食べれるのはもちろん、お米、大豆、小麦、味噌など購入することもできます!

 

 

 

そして、私のおすすめメニューは「きたかみ牛握り寿司御膳」!!

牛握り寿司が大好きです!
野菜もとっても美味しかったです。トマトが甘くてびっくりしました!
食べてみてください♪

 

 

 

 

午後は、ベビーリーフの収穫と種まきを体験!

 

 

背の高い植物が、ベビーリーフ

 

 

ベビーリーフの収穫は、葉を手で軽くつかみ、刃物でサッと摘みます。
力加減が難しく、根っこから取れてしまうことが多かったです^^;

 

 

 

ベビーリーフを栽培しているハウス内

 

 

ハウスで無農薬栽培されていて、ハウスの隙間から入ってきてしまうモンシロチョウが天敵だそうです。

 

 

 

種まき機

 

 

種をまく機械です。
透明のところに種を入れて、機械を押すと均等に種がまける仕組みになっています。なかなかの重さでした。

 

 

 

 

 

 

耕した土の上はこれを履いて作業しました。付けて歩くのは難しかったです^^;

 

 

 

ベビーリーフは、ビストロ felice(フェリーチェ)さんでも食べることができます!
美味しいです♪

 

 

 

 

農業体験2日目を終えて…

 

日本の食料自給率は低く、コロナが流行し輸入が止まることや、食料が足りなくなったら他国が輸出をしないことなど、その危険性を改めて教えていただきました。

 

「食は人が生きる上で欠かせないもの。世界に目を向け、日本食を通して、
日本だけでなく世界中の人々の生活をより良いものにし、喜びや感動を与えたい」

と熱い想いを聞き、私にも出来ることを調べてみました!

 

 

カロリーベース食料自給率には、消費者も深く関わっていることが分かりました。
具体的には…

  • お米を、1日にもう一口(14g)食べると1%アップ!
  • 国産米粉パンを、月にもう6枚食べると1%アップ!
  • 国産大豆100%使用の豆腐を、月にもう2丁食べると1%アップ!
  • 国産小麦100%使用のうどんを、月にもう2玉(603g)食べると1%アップ!(農林水産省HPより)

 

 

私は、これを機にお米をたくさん食べようと思いました。
ダイエットを考えて炭水化物をとらない時期もありましたが、やっぱり美味しいものを食べることは喜びですし、
食べることで協力できるなら、白米も玄米もたくさん食べたいと思います♪

 

 

ちなみに都道府県別自給率で岩手県は、107%もありました!
岩手県すごいです!
より詳しい説明は農水省のHPで確認できます。

 

 

最近は、離農によって農地が宅地になることが増えていて、農地の隣が住宅地になることがあるそうです。
(私の住んでいるところもそうです)

 

 

農業は朝が早かったり、自然(天候)に左右される作業もあり、騒音問題に発展することもあるそうです。
(初めて早朝の草刈り機音を聞いたときは驚きました。笑)

 

 

家を借りる前に考えておかなければいけないことなんだと思ったと同時に、
私たちが生きていくための美味しい食料を代わりに作ってくれていると思ったら
本当にありがたいことだと思いました。いつもありがとうございます!

 

 

株式会社西部開発農産代表取締役社長の照井勝也さんと大きな米袋

 

 

最後に照井社長、担当してくださった小原さんはじめ、西部開発農産の皆様お忙しい中、優しく分かりやすく教えてくださり、本当にありがとうございました!
とても楽しく、貴重な経験になりました。
西部開発農産のホームページ(外部リンク)

 

 

おまけ

 

いただいたベビーリーフの種は、おかげさまですくすく育っております♪
小原さんありがとうございました^^