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【市民ライター投稿記事】お天気のいい日にはちょっとお散歩にダムまで

2021年7月21日

市民ライター 三宅優子

 

こんにちは、市民ライターの三宅優子です。今年度も引き続き記事を投稿させていただくことになりました。よろしくお願いします。

 

みなさん、ダムはお好きでしょうか?私は大好きです!

 

 

ここ数年ダムカードが人気ですので、カードを集めにダムを訪れるよという方も多いかもしれませんね。

 

 

私は子供の頃から「大きくてかっこいいもの」が大好きで、艦船や航空機や重機にときめいていて、気がついたらダムにもときめくようになっていました。岩手に引っ越してきてからは地元にいた時よりもダムへのアクセスがよくなったので、お天気がいい日は近場のダムを眺めに行くことも多いです。

 

 

下の写真は2013年に完成したばかりの胆沢ダム(奥州市)の写真です。県内で一番堤高が高いダムです。見晴らしはもちろん、堤体の石積みも美しい風光明媚なダムですね。

 

 

 

胆沢ダム

 

 

岩手県内の北上川水系のダムには、ワカサギ釣りで有名な岩洞ダム(岩洞湖)、和賀川上流の湯田ダム(錦秋湖)、貯水量県内ナンバーワンの田瀬ダム(田瀬湖)などそうそうたる面々が名を連ねます。

 

 

北上市内にも2つのダムがありますが、今回ご紹介するのは入畑ダムです。

 

 

入畑ダムのある夏油川は和賀川の支流です。北上市街から夏油高原へ向かい、瀬美温泉を過ぎたあたりにダムへの入り口があります。

 

 

 

入畑ダムへの入り口

 

 

 

ピンク色のゲートが堤体の左右にあります。入畑ダムから放出された水は東へ向かい、和賀川に合流、やがて北上川に注ぎます。かつて暴れ川だった夏油川の洪水調整用として、また工業用水、水道用水、農業用水、発電など多目的に利用されている北上市の水瓶です。

 

 

 

下の写真は入畑ダム堤体の上から望む北上市街のようすです。遠くにうっすらと街並みが見えます。

 

 

 

入畑ダム堤体の上から望む北上市街

 

 

堤体の上からダム湖を見たのが下の写真です。

 

 

堤体からダム湖を見たようす

 

 

 

入畑ダムの魅力はなんといっても湖水の色の美しさではないでしょうか。
入畑ダム展望台に上がるとドローンなどの特殊な撮影機器がなくてもダムを俯瞰できます。

 

 

 

 

入畑ダム展望台からのダム湖のようす

 

 

しかし、私の一番のお気に入りはさらに上流の夏油大橋から眺めるダム湖です。

 

 

下の写真は今年4月の夏油大橋からの景色です。市街地はすっかり春めいていましたが車道の脇にはまだたくさんの雪が残っていました。西側に見えるスキー場にもしっかりと雪が見えます。

 

 

 

夏油大橋から眺めるダム湖

 

 

 

下の写真は初夏のダム湖です。夏油大橋からさらに一本上流にある橋から夏油大橋を撮影しています。上流に行くほど湖水の色がグリーンからブルーに変化して見えるのが入畑ダム湖の一押しポイントです。

 

 

 

初夏のダム湖

 

 

雪解けの時期や紅葉の季節もいいですが、私のお気に入りは緑が眩しい季節です。
お天気のいい日にはちょっとお散歩にダムまで、そしてダムからもうすこし上流まで足を伸ばしてみてください。