KITAKAMI NEWS

第31回読書感想画中央コンクールで日本一

2020年11月27日

広報きたかみ

(広報きたかみ令和2年11月27日号転載)

 

第31回読書感想画中央コンクールで日本一

長谷川 友信さん

 

長谷川友信君(黒沢尻西小6年・大通り)は、第31 回読書感想画中央コンクール小学校高学年の部で、最高賞の文部科学大臣賞を受賞しました。

 

長谷川君の作品「ぼくの本の王国」は、同コンクールの指定図書「モノ・ジョーンズとからくり本屋」に登場する回転書架から着想した絵画。

「自分だったら好きな本に囲まれた部屋を作りたい」という思いで、これまでに読んだ物語や百科事典が並ぶ本棚、夢中で読書する自身、本に登場する昆虫や怪人などの構図を考えて色鉛筆で描きました。

 

中でも最も力を入れたのが大好きなクワガタの描写。本物に近い色彩を表現するために、黒色を使わずに青と茶色を重ねて描きました。

 

 

この精緻な描写や世界観の表現などが高く評価され、全国の小学校から出品された64万5724 点の中から最高賞に選出。

 

 

「楽しんで描いた絵が評価されて嬉しい。描いた虫や人物たちも一緒に受賞した気分」と喜びを語ります。

 

週に2~4冊の本を読むという長谷川君。

読み聞かせの活動を行うなど元々絵本が好きな母親と一緒に、幼いころから図書館に通う中で本への興味が芽生えました。

その後、幼稚園時代には絵本の製作に挑戦。

これまで6作品を描き、現在も制作を続けている「友のぼうけんシリーズ」は、県立図書館が主催する手づくり絵本のコンクールで平成27年度に最優秀賞を受賞しました。

また、先月お披露目されたJR北上駅階段アートプロジェクトで優秀賞に選ばれるなど、数多くのコンクールで作品が評価されています。

 

 

直近の目標は「友のぼうけんシリーズを完結させること。

でも中学生になったら時間あるかなぁ」と笑う長谷川君。

そのあふれ出る創造力で、次はどんな世界を見せてくれるのか楽しみです。