KITAKAMI NEWS

【市民ライター投稿記事】高校生市民ライターが書いてみました~キッチンすまいる&まちライブラリー~

2026年3月27日

市民ライター 安藤 拓也

今回は高校生市民ライターによる記事をお送りします・・・あれ、ライターさんの顔ぶれには高校生はいなかったはず・・・。そう、今回は市民ライター安藤が3年目にしてようやく実現させた、高校生による記事なのです。そもそも私は自分が記事を書くことよりも、高校生に記事を書いてほしい!と願い、そのプロデューサーとしてこの企画に応募したのです。しかし、なかなか書いてくれる高校生は現れず・・・ということで私が記事を書いてきたのですが、ついに記事を書いてくれる方が現れました!

 

 

佐々木杏莉さん(以下佐々木さん)は、今春高校卒業を迎えるため、最初で最後の投稿になりますが、自分の地域での取り組みを記事化してくれました。それでは、佐々木さんの記事をお読みください。

 

 


 

 

私は今回、北上市の黒沢尻西地区交流センターで行われている「こども食堂キッチンすまいる」のボランティアに参加しました。

 

 

私が「こども食堂キッチンすまいる」にボランティア参加したのは学校の探究活動がきっかけです。私は元々地域について興味があり、地域の魅力的な活動について調べている中で地域においてどのような人たちがどのような思いで活動しているのかを実際に活動場所に行き知りたいと思いました。

 

 

そこで私は、中学生の時に行ったことのある子ども食堂を思い出し、私の行ったことのある場所とは別の子ども食堂のボランティアとして関わることにしました。高校生になって初めて子ども食堂を訪れるのでとてもワクワクしました。ボランティアには令和7年6月 20日の17時から19時30分頃まで配膳を担当しました。

 

 

北上市には6か所(取材時点)の子ども食堂が開設されています。今回私が訪問したのは黒沢尻西地区交流センターで実施された「こども食堂キッチンすまいる」で、毎回100人くらいの親子が訪れるそうです。私はボランティアに参加するにあたり、キッチンすまいる代表の菊池さんに質問を用意し、回答していただきました。

 

 

Q1: この子ども食堂開設に至るまでの歴史を教えてください。

→以前北上市で起こった、お子さんが十分な食事を与えられず亡くなった事件を知り、もう二度とこのようなことが起こらないようにしたいと思い、社会福祉協議会に相談し、子ども食堂をつくることを決意しました。北上市で子ども食堂を運営する人を集めるため、元々北上市に住んでいた同級生に声をかけ、3人の代表で子ども食堂を始めました。今では60人くらいの人達が子ども食堂にお金や物を寄付するなどをして関わっています。

 

 

Q2: なぜ「キッチンすまいる」を交流センターで行っているのですか?

→交流センターは地元の人たちが多く訪れる場所なので、最初はそこで子ども食堂を始めないかと北上市に提案しましたが、難しいといわれました。しかし、なんとかして交流センターで行うことができないかと思い、地域の方々に説明して理解を得ることができ、北上市にもう一度お願いをした結果、交流センターで子ども食堂を行う許可が出ました。

 

 

Q3: 子ども食堂を始めるにあたって苦労したことは何ですか?

→特に苦労はなく、子ども食堂に来る人の笑顔を見られることがうれしいと思っています。

 

 

Q4: 子ども食堂を行う中で心がけていることは何ですか?

→大きな事故が起こらないように気をつけています。
また、料理を作る人や、配膳をする人の消毒を徹底し、食べ物の衛生管理に備えて保険をかけています。

 

 

Q5: これからの展望はありますか?

→子ども食堂が長続きしてほしいこと、若者が地域の子ども食堂に興味を持って毎回、高校生たちがボランティアを行い、少しでも子ども食堂に関わってほしいと思っています。

 

 

 

 

【感想】

初めて子ども食堂のボランティアを行って、食を通して人とのつながりを感じ温かい気持ちになりました。また、配膳係は大変でしたがスタッフと協力しながら進めることができました。係を務める中で子どもたちの笑顔を見て自分も自然と笑顔になり、この活動を通して食の大切さや地域の人との支え合いの重要さを学ぶことができました。これからも人の役に立てるような活動の手伝いをしていきたいです。

 

 

また、令和7年9月22日から9月28日まで実施された「きたかみウォーカブルチャレンジ」という、諏訪神社~諏訪町商店街付近における市道北上駅鍛冶町線での社会実験に参加してきました。

 

 

まず、活動開始前に社会実験の企画で参加していたキッチンカーを見て回りました。様々なお店のキッチンカーがあり、歩いていて楽しい気持ちになりました。また歩道にちょっとしたベンチを設置することによって、お客さんが気軽に休憩や飲食ができて良い取り組みだと感じました。ただ、悪天候の日はベンチが濡れてしまうため工夫が必要だと感じました。

 

 

その後、岩手大学の学生が主体的に企画し、諏訪町のスパットビルに設置された「まちライブラリー」に移動しました。これは商店街の中に読書や、読書後に感想が書けるスペースを設置し、感想を共有し合うことができるという、企画でした。これにより、本を通して人とつながることができるので良い企画だと思いました。

 

 

ただ、地域の人からは「まちライブラリー」の看板がビルの中に入ってみないと分からないので、何をやっているのかが分かりにくいことや、本棚の周りがシンプルすぎるといった問題が上がりました。

 

 

そこで、岩手大学の学生と協力し、「まちライブラリー」に少しでもお客さんが来てくれるように板を外に設置し、通行人が見やすいようにしたり、本棚周辺の飾りつけを行い、雰囲気を変えたりする工夫を行いました。

 

 

 

 

その結果、前よりも雰囲気が明るくなり、いろんな世代が気軽に来てもらえるような場所にすることができました。

 

 

【感想】

「まちライブラリー」に参加して、様々な世代に合うようなまちをつくることの難しさを感じることができました。また大学生の方々と関わりそれぞれが意見を出し合うことにより、新たな発想が生まれ視野が広がりました。まちづくりは人と協力し合い進めていくことが大事だと分かりました。この経験を今後の学びにも活かしていきたいです。

 

 


 

 

以上が佐々木さんの記事でした。それでは、佐々木さんにもいくつかお伺いしたいと思います。

 

 

Q1:今回ボランティアに参加した理由は?

A1: 私は大学でまちづくりについて学びたいと考えており、その前にまず自分の地域のまちづくりについて深く知りたいと思い、この活動に参加しました。実際に調べることで新たな発見があるのではないかと感じました。また、地域の現状や取り組みを知ることは、将来まちづくりを学ぶうえで大切な経験になると考えました。

 

 

Q2:北上のまちづくりについて関心があるのですね。それでは、このボランティア経験を踏まえて、今後どのように北上に貢献していきたいですか?

A2: ボランティア活動などを通して地域の方々と積極的に交流し、地域に貢献していきたいと考えています。実際に地域の方と関わることで、地域が抱えている課題を身近に感じることができると思うからです。そうした関わりを大切にしながら、少しずつ地域とのつながりを深めていきたいです。

 

 

Q3:大学に進学してもぜひ、北上とつながってほしいです。それでは、今回記事を書いてみて感じたことはありますか?

A3:私はもともと記事を書くことが得意ではありませんでしたが、今回市民ライターの紹介をいただき地元の記事を書くことに挑戦しました。実際にボランティア活動で体験した内容を文章化する中で、今まで気づかなかった地元の魅力や良さを知ることができました。記事を書くことを通して、自分自身が地域についてより関心を持つようになり、とても良い経験になったと感じています。

 

 

ありがとうございました。この春からはまちづくりを学ぶ大学生の立場でぜひ北上市と関わっていってほしいと思います。今後も高校生の市民ライターさんを、できれば定期的な活動を続けてくれる方で探しつつ、私自身も市民ライターとして引き続き参加できればと思います。