KITAKAMI NEWS
【20代の肖像】vol.71 90年代の日産車が好き。 憧れの車にワクワク。

90年代の日産車が好き。
憧れの車にワクワク。
vol.71 菅原 永遠(すがわら とわ) 21歳
父の「グロリア」に憧れて自動車整備士へ。
「父が日産のグロリアに乗っていて、子どもの頃からずっと『かっこいいな』と思っていました」
そう語るのは、「岩手日産自動車株式会社 北上店」で車のメンテナンスを担当している菅原永遠(とわ)さんです。永遠さんは自動車整備士として同社に入社して4年目。もともと普通科の高校出身ですが、車関係の仕事に携わりたいと高校の就職支援員の方に相談したところ、同社を紹介されたそう。
しかし、「自動車整備士」になるためには資格が必要です。「普通科」の高校出身の永遠さんに、不安はなかったのでしょうか。
「不安はなかったですね。入社する前に、会社のサポートで働きながら資格が取得できるという説明も受けていたので、普通科出身でも『なんとかなるでしょ!』と思っていました」

先輩たちからは「メンタルが強い」と言われている永遠さん。入社前も不安よりワクワクの方が強かったそう。ところが、いざ入社してみると……。
「やっぱり大変でした(笑) 北上店は整備する車の台数が多いので……。高卒で入って自動車整備士の資格を取るためには1年以上の実務経験が必要なので、自分も先輩たちに教えていただきながら実践的に仕事を覚えていくのですが、それなりに台数もこなさなければいけないし……。自分は普通科出身で、自動車整備のことは何も知らないままのスタートだったので、そういう点で最初は苦労しました」
入社当時を振り返って、そう語ってくれた永遠さんですが、その苦労を乗り越えられたのは……。

▲北上市鬼柳町にある「岩手日産自動車株式会社 北上店」。

▲永遠さんは、ショールームに隣接する整備工場に勤務。自宅も近所で通勤もラクラク。
GT-RやフェアレディZ……。日産の名車にワクワク。
「自分はセドリックとかグロリアとか、90年代の日産の車が好きなんですよ。北上店は歴史も古いので、お客さまも昔から利用されている方が多くて、セドリックやグロリアはもちろん、昭和47年のフェアレディZとか日産の名車の車検も担当させていただいて……。そういう憧れの車に触れられるのは、ここでしかできないので楽しいです」

1946年に設立された「岩手日産自動車株式会社」は、岩手県で最も歴史のある日産車を取り扱う販売会社です。そのため北上店を利用されているお客さまも昔から日産車を愛用されている方が多く、そうした方たちが大切に乗っている名車に出会える機会が、90年代の日産車が好きな永遠さんにとっては貴重な時間であり……。
「自動車整備士の仕事は、車に触れれば触れた分だけ良くなるというか、修理したら修理した分だけ元通りになったり、性能が良くなったりするので、そういうときに仕事の面白さを実感します」
とのことで、それが子どもの頃からの憧れの車であれば、さらにうれしいそう。自動車整備のことは何も知らないまま入社し、最初は大変だったそうですが、そうした経験の積み重ねが永遠さんの仕事のやりがいにつながっています。

▲主に車検を担当している永遠さん。仕事は12月や2・3月頃がすごく忙しいそうですが、1年目にそれを乗り越えられたのが自信になったそう。
また、北上店は県内にある14の販売店のなかで唯一、日産自動車認定の「日産ハイパフォーマンスセンター」の役割も担っています。同センターは、日産が世界に誇る伝説の高級スポーツカー「GT-R」の高度な性能と洗練された走りを維持するため、GT-Rだけの特別点検が行える自動車整備士が常駐しており、その点も永遠さんのやりがいに。
「GT-Rの特別点検が行えるのは日産独自の資格を持つ限られたヒトたちです。その資格を取るためには豊富な経験と実績が必要で、自分にとっては雲の上の存在ですが、点検の様子を間近で見られるのは勉強になります。自分の資格ではGT-Rの特別点検の手伝いはできませんが、車を移動する作業はさせてもらっています」
入社4年目で一番印象に残っていることも、やはりGT-Rの整備の様子を間近で見られた経験だそうで、その興奮をうれしそうに語ってくれました。

▲NISSAN GT-R認定テクニカルスタッフの資格を持つ阿部喜一郎工場長と一緒に。

▲阿部工場長の胸に輝く「GT-R」のワッペン。

▲写真はGT-R 2017年モデル。北上店はGT-Rの特別点検にも対応しており、永遠さんも間近で見られてワクワク。
いろんな車に触れられる経験を自分の成長に。
自動車整備士というと昔は3K(きつい・汚い・危険)のイメージもありましたが、近年は電気自動車(EV)などの普及によりPCを使った作業が増加。さらに機械化などによる労働環境の改善や働き方の整備により、労働時間の短縮や休みも取りやすくなるなど、働きやすい環境になっているそう。

しかし、その分、PCの知識やお客さま対応など求められるスキルも増えており、永遠さんは……。
「PCはちょっと苦手です(笑) でも車が好きなので、先輩に教えていただきながらPC作業もがんばって覚えています。
お客さま対応については、日産独自のテクニカルアドバイザーという資格があって、資格の勉強もしながら、そこでの学びを日頃の業務に活かして取り組んでいます」
現在、永遠さんは国家資格である「三級自動車整備士」の他、日産独自の「4級整備士」と「4級テクニカルアドバイザー」の資格を持っており、それぞれ上の資格取得をめざしがんばっているそう。今後の目標も……。
「今の時点では、まだ先輩たちに教えていただきながら作業をしている感じなので、早く自分だけで作業ができるようになりたいです」

▲仕事を教えてもらっている頼れる先輩たちと。
休みの日は、「愛車をいじるか、釣りに出かけることが多い」と語るほど、車が好きな永遠さん。
「車の状態は1台1台が全然違っていて、ひとつとして同じものはありません。ですから、資格の取得はもちろんですが、経験というか、場数を踏むというか……。いろんな車の整備にたくさん携わって体で覚えていくことが大事だと思っています。
その点、北上店はいろんな車の整備に携われるので、そうした経験をたくさん積んで自動車整備士として成長していきたいです」
笑顔でそう語ってくれた永遠さんは、90年代の日産の名車やGT-Rをはじめ、たくさんの車との出会いにワクワクしながら、日産の自動車整備士としての誇りを胸に日々1台1台の車と向き合っています。

▲入社時、会社から支給された永遠さん専用の工具キッド。ひと通り揃っているそうですが、働いているうちにこだわりが生まれ……。

▲永遠さんが最近購入したお気に入り、プロメカニックに人気のアメリカの工具ブランド「スナップオン」(写真上)と「マックツールズ」(写真下)の工具。

▲永遠さんが働く職場は休みが取りやすいのも魅力で、休日は釣りに出かけたり、愛車をいじったりしている時間が好きだそう。ちなみに釣りは山も海もどこへでも。
菅原永遠さんが勤務する職場:
岩手日産自動車株式会社 北上店のホームページはこちら

岩手県北上市鬼柳町荒高180
Tel/0197-67-2020