
KITAKAMI NEWS
【市民ライター投稿記事】過去から学び未来へ備える~水害の歴史を学ぶの巻~
皆様おはこんばんちは!!
(初回に引き続きポッドキャスト番組「OVER THE SUN」ネタからスタートしてみました。笑)
市民ライターの髙橋和希です。
初回の記事にはたくさんの“イイね”が付いて嬉しかったですし、今後の励みになりました。ありがとうございます♪♪
私の2回目の取材は、北上市立中央図書館にて2025年1月5日(日)~1月26日(日)まで開催されていた
【収蔵資料展 テーマ『水害』~地域資料が語る北上市~】を取材してきました。
私の中での水害のイメージはニュース映像などで見る、川が氾濫し街全体が水没する様子を思い浮かべます。
この記事を執筆時点で 37 歳の私は、北上市に住んでそのような被害経験がないので、勝手に北上市は水害に強いイメージを持っていました。
しかし、今回の資料展のタイトルを見て、「北上市でも水害が起きていたのか。。。驚」と興味を持ち、取材をすることに。
取材当日は北上市立中央図書館 資料係の松木さんにお話を伺いました。
まずは収蔵資料展について伺いました。
資料係の職員が企画、図書館に収蔵されている貴重な資料を展示し、それらに興味・関心・掘り起こしを行うために開催しているとのことです。
貴重な資料はかなり収蔵されており、専門の調査員の方が整理をしているが、膨大な数があり整理が追いつかないと話されておりました。
(地域資料の本だけで 約35,000 冊あるそうです。)
今回のテーマを水害にした経緯は、
〇 明治 7(1874)年 6 月 18 日に大雨により北上川の氾濫状況を描いた絵図を収蔵している
〇 近年、毎年のように大雨の被害があり、昨年は市内の道路が冠水被害で通行止めが発生した
これらがきっかけで水害をテーマにされたそうです。
絵図は写真撮影 NG でしたが、
北上川の 3 カ所で川滑りが発生し、農地や民家などが浸水した状況が描かれていました。
資料展では、「水害とは?」「なぜ大雨が降るのか?」「戦後の最大の水害」「直近 5 年間の台風・大雨状況」「初の大雨特別警報発表」「水害への備え」「ハザードマップ」がパネルで展示されていました。
戦後最大の水害では、歴史の授業で習った
昭和 22(1947)年 9 月 15 日の『カスリーン台風』、
昭和 23(1948)年 9 月 16 日の『アイオン台風』
が紹介されていました。
直近 5 年だけでも毎年のように台風や大雨の被害が発生。
(年表を作ろうと思ったそうですが、膨大な量になりそうだったので、過去 5 年に絞って作成したそうです。)
資料展に関する書籍も展示されており、資料展終了後には貸し出しが可能とのことです。
松木さんによると資料展を見た方からの直接的な感想は聞かれてはいないようです。
ただ、普段利用が少ない資料本に貸し出し予約が入っているそうで、「興味をもってもらえる良いきっかけになったのでは?」と話されておりました。
また、資料を作成してみて、「最近の水害について興味があり調べ始めたが、いろいろな発見が出来て勉強になった。」と話されておりました。
資料展では水害への備えやハザードマップが展示してありました。
災害が起きた場合、自分の住んでいる地域がどのくらいの被害になるのか、そして避難場所はどこになるのかと確認。
私の職場でも災害についての研修や訓練を行っています。
「想定外は存在しない」とも言われていて、いつどんな災害が起きても対応出来るように、マニュアルの整備や訓練が必要とされています。
ハザードマップは市のホームページにも掲載されていますし、
防災情報の取得には、テレビのデータ放送、気象庁・市役所などの関係機関のホームページ、防災アプリで確認することが出来ます。
水害以外にも災害はいつどこで起こるか分からないので、対策をして備えていかなければと思いました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
では、また次回の記事で。
まだまだ寒い日が続きますので“ご自愛ください”
Au revoir!!