KITAKAMI NEWS

【20代の肖像】vol.57 “巡りあい”に感謝。 「20歳のつどい」で笑顔に。

2024年11月28日

きたかみリズム×きたかみ仕事人図鑑

 

“巡りあい”に感謝。

「20歳のつどい」で笑顔に。

 

 

vol.57 八重樫 星矢(やえがし せいや) 20歳

 

 

 

「20歳」の先輩たちをサポート。その経験を次へ。

 

八重樫星矢さんにとって、昨年度19歳で参加した「20歳のつどい実行委員会」の取り組みは印象的でした。

 

 

 

 

「どうやったら『20歳のつどい』に参加したみなさんに楽しんでもらえるか……、それをみんなで試行錯誤しながら、より良いイベントにしようと考える時間が貴重な経験になりました。

 

実行委員会の集まりも十数回にわたって行われて、大変ではあったんですが(笑)、イベント当日、参加されたみなさんが楽しんでいる様子を見られたので、実行委員会に参加して良かったと改めて思いました」

 

1年前の取り組みを振り返って、星矢さんは笑顔でそう語ります。

 

 

▲昨年度、北上市で開催された「令和5年度 20歳のつどい」の様子。

 

 

北上市では、2022年に成人年齢が18歳に引き下げられたのを機に、それまで行っていた「成人式」を「20歳のつどい」と改め、一般の方から募集した実行委員が主体となって同イベントを企画運営しており、来年は1月12日(日)に開催されます。

 

実行委員のメンバーは「20歳のつどい」の主役となる「20歳」の方を中心に、来年度の主役となる「19歳」の方と前年度に主役だった「21歳」の方もサポート役として参加しています。

 

 

▲昨年度の「令和5年度 20歳のつどい実行委員会」のミーティングの様子。「20歳」になった先輩たちといっしょに準備を進めた星矢さん(写真右奥)。

 

 

星矢さんは昨年度19歳で「20歳のつどい実行委員会」に参加し、主役となる「20歳」の先輩たちをサポート。その経験を活かしてイベントを盛り上げるべく今年も実行委員会のメンバーとなり、しかも、なんと実行委員長に就任!

 

「昨年度も盛り上がったので、今年度も実行委員会のみんなといっしょに、参加したみなさんに楽しんでもらえるような良いイベントにしたいです」

 

今年度は主役となる「20歳」の方が15名、「19歳」の方が1名、「21歳」の方が1名、計17名が「20歳のつどい実行委員会」のメンバーに名を連ねています。このイベントを盛り上げようと自主的に参加したみなさんということで、ミーティングではさまざまな意見が飛び交い、「雰囲気もいい感じ」とのこと。

 

昨年度は北上市内の「20歳」が700人以上も集まった「20歳のつどい」の会場でたくさんの笑顔と巡りあえた星矢さんは、今年度も新たなメンバーといっしょにイベントを盛り上げ、たくさんの笑顔に巡りあいたいと意欲を燃やしています。

 

さて、「20歳のつどい」では実行委員会が毎回テーマを決め、それに合わせて企画を練り準備を進めていきますが、今年度のテーマは?

 

 

▲「令和6年度 20歳のつどい実行委員会」のメンバーたち。

 

 

▲実行委員会のミーティングは市の担当者も交えて月に1~2回実施しており、リモートでの参加も可能だそう。

 

 

▲実行委員長を務める星矢さん。昨年度も実行委員のメンバーとして「20歳のつどい」の企画運営を経験しているだけに、みんなから頼りにされる存在に。

 

 

家族、友だち、地域……。 “巡りあい”に感謝。

 

来年1月12日(日)、北上市で開催される「令和6年度 20歳のつどい」のテーマは、「巡りあい~拝啓大人になった僕たちは~」に決定。

 

「私たちが“20歳”を迎えられるのも、友だちや家族だったり、先生や地域のヒトたちだったり、そういう多くのヒトたちと巡りあえて、支えられてきたからこそ今の自分たちがあると思うんです。そのたくさんの“巡りあい”に感謝するという意味を込めて、みんなでこのテーマに決めました」

 

テーマに込めた想いを、星矢さんはそう語ります。

 

 

 

 

現在、「20歳のつどい実行委員会」ではイベントを盛り上げる企画の準備を進めていますが、今年のメインとなる企画が「青年の主張」で、その名もズバリ「巡りあい~拝啓大人になった僕たちは~」。

 

今年度のテーマに合わせて、今までの多くの“巡りあい”に感謝しながら、将来の夢や目標のために、または誰かのために「今がんばっていること」や「これからがんばりたいこと」を発表してもらうそう。

 

どんなヒトが、どんなことを発表するのか、乞うご期待!

 

 

▲「青年の主張」の企画を練るメンバーたち。

 

 

また、昨年度も好評だった「先生からのメッセージ」の準備も着々と進行中!

 

「北上市には9つの中学校がありますが、今年度20歳を迎えるヒトたちが中学3年のときに担任をされていた各学校の先生からお祝いメッセージをいただいて紹介する企画です。

 

今ビデオ撮影の準備を進めていますが、お世話になった先生たちが登場するので昨年も盛り上がっていましたし、出演される先生たちも忙しいなか恥ずかしがりながらも喜んで協力してくださるので、今年も上映が楽しみです」

 

そう語ってくれた星矢さん。昨年も実行委員として「20歳のつどい」に参加しているだけに、会場の盛り上がりもイメージでき、参加するみなさんに今回も喜んでもらおうと準備に熱が入ります。

 

 

▲「先生からのメッセージ」の準備も着々と進行中。

 

仕事もプライベートも充実した大人へ。

 

今年「20歳」になった星矢さんは、「20歳のつどい実行委員会」の実行委員長であると同時に、「20歳のつどい」に参加する主役のひとりでもあります。そんな星矢さんに、これからどんな大人になっていきたいかと尋ねると……。

 

「バリバリ仕事ができて、プライベートも充実した大人になりたいです」と即答。

 

 

 

 

そこで気になるのが星矢さんの仕事です。星矢さんは高校卒業後、北上市役所に入庁し、市民税課に配属されて2年目だそうですが、市役所で働こうと思った理由を尋ねると……。

 

「ひろい分野で地域に貢献したいと思ったからです。市役所にはいろんな部署があるので、いろんな経験ができるのも魅力で、自分自身もさまざまな経験を積みながら、いろんな面で地域に貢献できるのではないかと思って市役所の仕事を選びました」

 

 

▲星矢さんが働く北上市役所。

 

 

そう語ってくれた星矢さんですが、公務員の仕事というと大変なイメージも……。

 

「私の部署(市民税課)は冬と春は忙しくなりますが、それ以外は定時で帰れるので、小さい頃からやっている野球も市役所のチームや地域のチームに入って続けて楽しんでいます。市役所にはいろんな部署があるという話をさっきもしましたが、私は野球をずっとやってきたので、スポーツ系の仕事にもいつか携わって地域に貢献できたらと思っています」

 

と今後の夢も語ってくれた星矢さん。地域に貢献したいと市役所でがんばりながら、「20歳のつどい実行委員長」としても奮闘する充実した日々を過ごしていますが、その積み重ねが実を結び、来年の1月12日(日)の「20歳のつどい」はきっと忘れられない思い出の一日となることでしょう。

 

その先には「バリバリ仕事ができて、プライベートも充実した」未来が……。

 

 

▲休日は市役所や地域の野球チームで小さい頃から続けている野球を楽しんでいるそう。写真は地元・立花地区のチームで出場した県大会の様子。

 

 

▲「令和6年度 20歳のつどい実行委員会」のメンバーと。

 

 

八重樫星矢さんが実行委員長を務める取り組み:

北上市「令和6年度 20歳のつどい」のインスタグラムは こちら 

 

 

 

 

開催日時:2025年1月12日(日)13:00~14:30

会場:北上市文化交流センター さくらホールfeat.ツガワ