KITAKAMI NEWS

今季からスーパーモト最上級クラスに参戦

2020年8月28日

広報きたかみ

(広報きたかみ令和2年8月28日号転載)

 

今期から最上級クラスに参戦

小原 堅斗さん

 

小原堅斗さん(27歳・和賀町長沼)は、( 一財)日本モーターサイクルスポーツ協会が主催する全日本スーパーモト選手権S1オープンクラスで昨年の年間チャンピオンとなり、今季から最上級クラスのS1PROクラスに参戦しています。

スーパーモトはオートバイレースの一つで、モトクロスとロードレースを合わせたもの。

舗装されたアスファルト路面とダート路面が織り交ぜられたサーキットコースを周回して順位を競います。

舗装コースでのハイスピードなコーナーリングや、ダートコースでのダイナミックなジャプなどが魅力のレースです。

 

小原さんは父の影響で未舗装コースを走行するモトクロスバイクを3歳から始めました。

学生生活と並行して競技を続け、20歳から全日本モトクロス選手権に参戦。父と自営業の床施工業を営みながら、レースの出場を続けています。

 

競技転向のきっかけは、知人に誘われたレースでのこと。

モトクロスレースの大きな事故で芽生えた恐怖心などから競技を離れようかと考えていた小原さんは、スーパーモトの緻密な戦略や駆け引きの楽しさが自分に向いていると直観し、2018年に競技の転向を決意しました。

転向後はわずか2年でS1PROクラスに昇格。

「今シーズンの目標は少しでも良い順位を目指し、来年に繋がる走りをすること」と展望を語ります。

 

仕事と競技の合間には、県内の子ども向けのバイク試乗イベントに参加するなどバイク競技の普及にも精力的な小原さん。

「自分の特長はモトクロスで培ったダートコースでの走りやジャンプ。お客さんを呼べるライダーになりたいんです」と、親しみやすいキャラクターで人気ライダーになることを夢見てレースに挑みます。