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【市民ライター投稿記事】冬の北上で遊びつくす!展勝地冬まつり・夏油高原スノーシューハイキング
こんにちは、市民ライターの三宅優子です。
雪も雨に変わってすっかり暖かくなりましたね。みなさん今年の冬はどうでしたか?私は今年はじめて水道管が凍ってしまい、あらためて北国の洗礼を受けました。
しかし、寒さに負けずこの冬「冬の北上で遊ぼう!」というテーマで二つのイベントに参加してきましたのでレポートしていきます!
展勝地冬まつり
まず一つ目のイベントが「展勝地冬まつり」です。2月5日に、展勝地レストハウスの駐車場で開催されました。
北上を代表する二つの観光エリア、東の展勝地と、西の夏油地区でタッグを組んで冬の北上を盛り上げようと企画されたそうです。当日は受付のお手伝いもさせてもらいました。
イベントの目玉は岩手県産の炭火でお肉を焼いて食べられる炭火焼肉コーナーです。きたかみ牛の焼肉セット付のチケットはなんと前売りで完売!当日は朝から雪でしたがみなさん七輪で暖を取りながら、お肉やお野菜、お餅(展勝地といえばやっぱりこれ!)などを焼いて楽しんでいらっしゃいました。
炭火焼肉コーナーの他にも、ひまわり油や県産の炭の販売ブースやカレーやスイーツなどのフードコーナーがあり、あいにくの雪空でしたがみなさん北上の冬ならではのイベントを満喫されていました。




夏油高原スノーシューハイキング
二つ目のイベントが「夏油高原スノーシューハイキング」です。冬の楽しみはおいしいものばかりではありませんよ。そう、山です。こちらは昨年も取材させていただいたイベントで、今年は再挑戦でした。
吹雪に負けず稜線歩きに奮闘した昨年の様子はこちらをぜひご覧ください。
ちょうど1年前のときは、あまりの風雪にスキー場に着いてからも、
本当に雪の中をがっつり歩けるかしら・・・とか、
スキーウェアで大丈夫って言われたけどやっぱちょっと軽装すぎたかも・・・とか、
実はちょこっと不安もありました。
しかし、今年は春から秋までちょこちょこ山に登っていたので、去年よりは元気に歩けそうだな、という自分自身への期待がありました。何より、昨年は吹雪で真っ白で景色が全然わからなかったので今年はキラッキラの雪原を歩いてみたいなあという希望もありました。
今年全3回開催されたうち、私が参加させていただいたのは2月26日の回でした。本来は2月12日の回を取材させていただく予定で、去年の反省もいかしつつ準備もばっちりだったのですが、なんと前日の夜に腰を痛めてしまい、雪原でスノーシューどころか自宅の中を歩き回るにも苦労する有様だったため日程をずらしていただきました。
当日の市内はくもり空。車のフロントガラスに薄い氷が張っていましたが、それほど寒くもなく時々日差しも感じるようなお天気です。しかし夏油高原に向けて運転中、標高が上がるにつれて路面が凍結し、道路の両脇に高く積もったさらさらの雪は強風で舞い上がり、数秒の間ホワイトアウト状態になること数回。
そのとき私は思い出しました。去年もこの道を走りながら「次はきっとバスで行こう」と思っていたことを。
シーズン中は北上駅と夏油高原スキー場を結んで無料シャトルバスが運行されていますので、みなさんぜひご利用ください。私は今年もうっかりしていたので頑張って自分で運転しました。
お世辞にもいいお天気とは言えない空模様ですが、山の天気は変わりやすいのでこれから一瞬くらい晴れるかもしれません(去年も同じことを言っていましたが、全然晴れませんでした)。
夏油高原スキー場についたら、ミーティングルームで事前のオリエンテーションを受け、スノーシューのフィッティングをしていただきます。標高1000メートルの山の上までゴンドラで一気に上がります。ここで乗り込んだばかりのゴンドラが一度強風で止まりました。さっそく波乱の予感がしますね。
山頂駅でスノーシューを装着し、横岳山頂を目指して歩き出した私たちでしたが、この日の山頂はあまりにも風が強く、十数メートル進んだところで撤退することになりました。しっかり立っているつもりでも煽られると体ごと持っていかれそうな風の強さでした。いままで冬の夏油は2回続けて吹雪に見舞われていますが、3回目にしてこれまでで一番強烈な地吹雪を体験することができました。
スマホを取り出す余裕もなく、山頂駅まで後戻り、ゴンドラでゲレンデの下まで戻ってきたら、あらためてスノーシューを装備しなおします。予定を変更して林道歩きをしてきました。
山頂から降りてきたからといってお天気が回復しているわけではなく、基本的にずっと風雪のなかを進みます。去年はせっかくスノーシュー体験に来たのに、新雪を踏む余裕がなくて他の人のあとを歩くのが精いっぱいだったので、今年は積極的にふかふかの雪を踏むように心がけました。稜線歩きとちがい高低差もあまりないのでどんどん歩けてしまいます。途中、あまりに雪がふかふかで足を取られて転んでしまいましたが、大人になってから屋外で寝転ぶ機会もあまりないのでおもしろくなって仰向けのまま笑っていたら少し後ろを歩いていた皆さんに心配をかけてしまいました。
私の目線の高さにある梢。ミズナラだそうです。本来ならずっと頭の上のほうにあるはずですが、足元にはものすごい高さの雪が積もっているので楽々観察できます。どんぐり拾いが趣味なのでよく下から見上げている木ですが、上から見ることはほとんどありませんし、葉っぱのない状態のミズナラをまじまじと観察するのは多分はじめてなので面白かったです。こんな雪のなかでももう木の芽がこんなに膨らんでいるんですね。春はすぐそこです。
途中でみんなであたたかいコーヒーをいただきながら休憩。去年はスキー用の装備だったので風が強いと顔周りがかなりつらかったですが、今年は登山用装備でのチャレンジだったのでしっかりしたフードが顔周りをしっかり覆ってくれて、びゅうびゅうの向かい風の中で立ち止まっても昨年と比べてだいぶ快適でした。山で飲むコーヒーはいつもおいしいけど、この日は格別でした。
散策中に、少し前に山岳会のみなさんで作られたというイグルーが!すでにだいぶ雪の下に埋まっていましたが入り口を掘り出してくださったので、みんなでかわるがわる入ってみました!かまくらやイグルー、雪と無縁の土地出身の私には、雪国の象徴のような憧れの存在です。もちろん雪かきだけで必死な日常生活で作ることはなかったのでウキウキで入らせていただきました。
<イグルーの中の様子>
イグルーの中を動画で撮ってみました。積雪があると夜でも本当に明るいというのは私が岩手で過ごすうちに知って驚いたことの一つでしたが、お昼のイグルーのなかも、私が勝手に想像していたよりも明るく感じました。


昨年は稜線歩きだったので「そこから先、雪庇(せっぴ)だから気を付けて」と注意されておっかなびっくり眺めていたでっかい雪庇。風下方向にできるひさしのようにせり出した雪の塊です。今回は下のアングルからじっくり観察することができました。本当に立派ですよね。雪と風がつくりだす力強い景色です。
<夏油高原スキー場雪庇の様子>
今年は青空に真っ白な雪のコントラストがまぶしい雪原を歩きたいな!という希望を抱いて挑んだ夏油高原スノーシューリベンジでしたが、結果去年よりも真っ白だったというきれいなオチが付きました。でもこんなお天気でも状況に応じて楽しめるコースをガイドしていただけたり、何よりインタープリターの方が終始気を配ってくださって安心してハイキングを楽しむことができました。
まさに豪雪という言葉通りの夏油高原、スノーボードやスキーもいいですが、スノーシュー体験もぜひおすすめしたいアクティビティです!
ちなみに、当初参加予定だった2週間前はまさに「いいお天気」だったと強風に揺られるゴンドラの中で教えてもらいました。残念!
みなさんは今年の冬どんな遊びをしましたか?毎日のように雪かきに追われて「もう雪はいい!」って今年も何回言ったかわかりませんが、やっぱり雪遊びは最高に楽しいので次の冬も挑戦したいです。