KITAKAMI NEWS
唯一無二の音色を奏でるトランペット奏者
(広報きたかみ令和4年11月25日号転載)
唯一無二の音色を奏でるトランペット奏者
小田島 史(ふみ)さん
トランペット奏者の小田島史さん(22歳・東京都板橋区) は当市出身で、都内をはじめ、岩手県内を拠点に活動しています。
小田島さんは父親が趣味でトランペットを演奏していた影響を受け、8歳から始めました。
その後、上野中学校、黒沢尻北高校を経て東京芸術大学へ進学し、トランペットを専攻。
それまで生の音楽と触れる機会が少なかったこともあり、入学時は、オーケストラの仕組みも全く分からず、授業に追いつくことに苦労したと話します。
現在は尚美ミュージックカレッジ専門学校( 東京都文京区) に通い、プロのオーケストラ所属を目指して日々練習に励んでいます。
高校まで過ごした地元への感謝と、トランペットを通じて音楽の楽しさをもっと伝えたいという思いが原動力となり、さくらホールで今年8月に開催した、当市出身者で構成したコンサート「奏であい」で演奏を披露したほか、自身初のトランペットリサイタルを10月に開催。
「お世話になった人たちのほか、子どもから大人までさまざまな人に聴いてもらうことができ感謝の気持ちでいっぱい」と念願である古里での公演の夢がかなったと喜びます。
小田島さんは毎年、地元で演奏活動をし、生まれ育った場所でたくさんの人がクラシック音楽やトランペットに触れる機会を作りたいと願っています。
金管楽器は高音と長時間の演奏が難しいといわれていますが、小田島さんは、高い音を出し続けられることを得意としています。
「今後も地元で聴いていただけるように頑張ります!ぜひコンサートにいらしてくださいね」とほほ笑む小田島さんの活躍が楽しみです。